2010年5月26日水曜日

第4回発表 +


小野田です。

第4回議事録はやすさんの更新を楽しみにしながら待つとしまして、
当日お話しきれなかったことを少しだけ紹介します。

実は、話のネタは3つほどありました。
1つめは、意味付け(家相と運気の関係)のこと
2つめは、味の匿名性(カタチと味覚の繋がり)のこと
3つめが、花屋のこと

1と2について、また機会があればお話ししたいと思います。

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「花屋」について

・「花」が店頭に並ぶまでの道筋
花の流通は現在では以下の通り。

花卉生産者:種・苗から花を栽培

花卉市場 :卸売業者が荷受けして、セリ取引を行なう場所
  仲卸業者:問屋。競り落とした花を小分けして包装し、生花店へ配送する。

生花・園芸店

*『花卉』とは「観賞用に栽培する植物」を意味しており、『卉』は「草」の意をもつ*


・「花」を売る?
奈良時代では、「市」が開かれ農業生産物が取引されていた。
平安時代になると、白川女・シラカワメ(白川に広がる花畑の花を京で売り歩く女性)が存在し、日本初の花売りの形態だと考えられている。

「花」が産業として確立されたのは、江戸時代。

平和な江戸で茶道・華道の世界が修練されていくにしたがい、
マルチプレーであった植木屋から、
花の生産者・問屋・花売り(花問屋から花を仕入れて売り歩く)など【業種の分化】が見受けられるようになる。
(花の美しさを競い合う楽しみや、朝顔市や鬼灯市
などがうまれたのも、
庶民の間で園芸ブームが巻き起こったからで、鉢植え誕生もこの時代である。)

【業種の分化】は明治時代になると更なる発展を迎え、
東京や大阪といった特定の地域に『花問屋』が発生し、各問屋はお抱え売り子を使って、切り花を販売。
問屋= 卸売り業者 であるとともに、
「売り子の営業地域を仕切る、元締め機能」を備えていたのである。
大正時代になると、
全国各地に花問屋が誕生するようになり、生花店の数も増えていくこととなる。
上記であげた問屋流通の場合、価格や取引が不安定であると同時に
売掛(代金はあとで受取る約束をし、商品を売る方法)であった、
など欠点がいくつか存在した。

現在のような、花卉市場によるセリ取引はそこから誕生したのである。

・「花」を育てるコツ?
『二十四節気』=農家のカレンダー
*二十四節気とは、春夏秋冬、4つの季節を分け、
さらに、それぞれを6つに分けた、24の期間を示すもの*
日の入り・日の出、日照時間は季節によって異なる。その為、
生産者は開花時期を見込んで、花や苗に必要な日照を調節してあげなければならない。
カレンダーのない時代は特に、二十四節気を頼りにしていたのかもしれない。

二十四節気は以下の通りである。

立春・立夏・立秋・立冬 = 四立

夏至・冬至 / 春分・秋分 = 二至ニ分 
といい、これらをあわせると八節になる。

【二十四節気】四立は色 / ニ至二分は色 で表記

立春(2/4頃・暦の上で春が始まる日)
雨水
啓蟄・ケイチツ
春分         
清明
穀雨・コクウ→穀物の成長を助ける雨
立夏(5/6頃
暦の上で夏が始まる日
小満→万物が成長し、一定の大きさに達する
芒種→ムギ類の種をまく頃
夏至
最も昼が長く、昼が短い)
小暑・ショウショ
大暑・タイショ
立秋(8/8頃
暦の上で秋が始まる日
処暑・ショショ
白露
秋分
寒露
霜降・ソウコウ
立冬(11/7頃
暦の上で冬が始まる日) 
小雪
大雪
冬至(最も昼が短く、夜が長い)
小寒
大寒→最も寒い時期

ただし、二十四節気は中国の気候を元にしたものであるため、
日本の場合は雑節(八十八夜、入梅など)を加えて調整している。


・「花」の季節感?
花の価格は気候、経費、栽培方法によって日々変動している。
ハウス栽培によって、生産者は作付時期・出荷時期を計算して育てており、
本来の季節では栽培困難な品種の花を育て、出荷することも可能である。
(例:電照菊による菊の栽培
多くが秋に開花する菊の品種であるものの、出荷時期を遅らせ、1〜3月に出荷する)

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祖父が働いていた芝生花卸売市場(東京都・港区)という市場は
すでに現存しないようですが、周辺界隈のリサーチに行けたら、と考えています。
なにか発見があれば、再び更新したいと思います。

<参考・参照>
愛知豊明花卉市場(webサイト)
http://fengming.jp/index.html

花に携わるお仕事場の風景(オロナインCM・動画)
http://www.youtube.com/watch?v=sjVIF2Xb004

NHK ハイビジョン特集
『キク大百科〜決定版!世界を彩る日本人の技と心』(2008年12月放送・リンクなし)

1 件のコメント:

  1. 文盲の働き手たちの教科書としても農耕カレンダーは有効でした。
    世界各地にそれは残されています。
    大変美しい絵画作品のようなカレンダー、一度ご覧になってみてください。
    リンネの花時計もね。

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