2010年5月31日月曜日

第五回議事録


日時:2010年5月25日(火)13:20-16:30
場所:東京造形大学 7-406

第五回議事録担当、深谷です。
順番が前後してしまいますが、第四回議事録に先駆けてアップさせていただきます。

-----------------------------------------------------

今回は、
・EHON projectの概要解説
・各参加者からの発表・話題提供
の二部構成でした。

■EHON project概要

・「物語」を軸として、「絵本」の拡張/展開を考えるプロジェクト。
・東京造形大学メディアデザイン専攻領域有志と
 上智大学・次世代編集サークル“EDITON”による。
・特設webサイト「EHONプロジェクト.β」
 
http://creators.biglobe.ne.jp/arena/zoukei/ehon/index.html
 ※このwebサイトも、プロジェクトメンバーである松田さんによるもの。
  今回のプロジェクトにおいても、web上で1つの店(もしくは街?)を制作する上で、
  作品制作(展示する中身)よりもwebサイト構築(展示する場所)を担当したい!
  という人は申告するべし。

・展示作品の簡単な解説

 「TOKYO OYKOT」
  小松左京氏のショートストーリーを借り、ビジュアライズする。
 「spin」
  物語に商品を乗せ、情報とする。広告らしくない、物語性のある広告。
 「town talk」
  必要最低限の情報でやりとりされる話し言葉を、物語の最小単位と捉える。
  偶然に頼る占い(辻占等)に通じる。
 「Urasima Taro」
  料理で物語の風景を再現する。(料理も橋本さんによる自作!)
 「桃太郎」
  クリックで展開するアレンジ桃太郎。
 「現代版赤ずきん」
  漫画で表現する別解釈の赤ずきん。
 「なりブロ」
  有名な物語の登場人物達になりきって構成されたブログ郡。
 「Character Dictionary」
  ブラックユーモアを交えた登場人物図鑑。
 「日本列島竜宮めぐり」
  浦島太郎にまつわる昔話を視覚化する。情報を比較できる日本列島マップ。

■各参加者からの発表(&そこからの発展)

発表者:平野
テーマ「オーラ」

・オーラとは?
 →物体が放出するエネルギー。ギリシャ語で「息」の意味。
・webサイト「オラオーラ」
 
http://nameall.cosotto.com/aura/
 →自分のオーラの色を診断してくれる。
  オーラと同じ色の服を着ると運勢UP。
・オーラを撮影する技術
 →人体内を流れる電磁波を読み取り、被写体の写真と合成して出力する。
 →日本語の「写真」は「真」を「写す」ものだが、
  英語のphotograph(photo=光)は必ずしも真のみを写すものではない。
・オーラソーマ
 →カラーボトルを使ったセラピー。
 →人が感じる色は何億パターンもある。数十のボトルで分類するのは難しいのでは?
 →情報は下流にいくにつれてあいまいになっていくもの。
  色彩学は体系化された学問だが、カラーセラピーに下ると占いっぽくなってくる。
・オーラは存在するのか?
 →「科学とは、仕組みがわかること、再現性があること」
   仕組みがわからないし再現性もないからオーラは存在しない(ニュートン派)
 →「現象は人間が知覚して初めて存在するものであり、
   人間の知覚は常々変化していくものである」
   人間に見えればオーラは存在する(ゲーテ派)
 →科学とオカルトは分離できるものではない。
  オカルトは科学の発展に大きく貢献している。化学、錬金術等。
  例:水銀を不老長寿の薬だと信じて飲み続け、中毒で死んだ貴族
    不老長寿の薬はオカルトだが、その結果水銀を作る方法が見つかった
 →謎だとされている事を謎のままにしておくのは怠慢?
  科学の名のもとに全てを解明してしまったら空想の余地がなくなる?
  保守的キリシタンの意見「ダーウィンは神を馬鹿にしている」
  「生物はなぜ生きているのか?」遺伝子を解体する。
  参考:「利己的な遺伝子」「虹の解体」 著、リチャード・ドーキンス

発表者:深谷
テーマ「チョコレート」

・チョコレート(カカオ)の起源
 →起源はメソアメリカ=中央アメリカ。マヤ文明、アステカ文明。
  当時のチョコレートは、カカオ豆をすりつぶしたものを水で溶き、
  スパイスを加えた辛いもの。
  カカオの実が心臓のかたちに似ていることから、血液に例えられた。
  宗教儀礼に用いられた王侯貴族の飲み物。
・ヨーロッパ人との邂逅
 →大航海時代(1500年前後)、
  アメリカ大陸に上陸したヨーロッパ諸国が祖国に持ち帰り、
  ヨーロッパ流=砂糖を加えた甘い飲み物にアレンジされる。
 →この時点で、甘い方面に発展したのは何故か?
  もともとの飲まれ方である、辛い方面での発展もありえたはず。
  「甘い=おいしい」「辛い・苦い=おいしくない」という広義での言葉の意味。
・ヨーロッパでの発展
 →はじめてヨーロッパにカカオをもたらしたのは、
  アステカを征服しメキシコシティを建国した、スペイン提督エルナン・コルテス。
  17世紀、スペインからイタリア・フランスに伝わる。この頃はまだ飲み物。
 →その後の発展
  1828年、オランダのバン・ホーテンにより粉末化され、ココア完成。
  1847年、イギリスのフライ社により固形化され、板チョコ完成。
  1876年、スイス人ダニエル・ピーターにより、油脂(ココアバター)と
        水分(ミルク)を混ぜる方法が確立される。
        ミルクチョコレート完成。
  1879年、スイス人ロドルフ・リンツが「コンチング法」を開発。
        ココアバターを均一にするための攪拌機が発明され、
        現在のなめらかなチョコレートが完成。
 →技術、アイデアによって、文化は変化していくもの。
  ターナーが絵の具をチューブに入れたことで、絵画は変わった。
  どういうタイミングでモノは爆発的に広まるのか?
  パンデミックのきっかけは何か?
・その他、チョコレートの発展形
 →ミントチョコレート
  ミント=辛い、チョコ=甘い、何故混ぜた?
 →チョコレートフォンデュ、ファウンテン
  他人とソースを共有する。串カツ屋と似ている?
 →ポリフェノールのダイエット効果(?)
  植民地時代は薬用としても使われ、カカオには活性成分も含まれる(テオブロミン)
  薬用から嗜好品(お菓子)への変遷、文化によって変遷の仕方に差がある。
  カカオを崇拝し、カカオと共に生きてきた人・文化と、
  カカオがなくても生きてきた人・文化の間では、カカオの捉え方が違う。

-----------------------------------------------------

議事録は以上です。
補足・修正等よろしくお願いします。

次回は6/1(火)13:20~ 7-406教室で行います。
web上でひとつの店(場合によっては街、空間に発展するのもアリのようです)を
制作するにあたり、今までの発表内容等から発展させるなどして、
自分がどういったものを担当・制作するのか、検討していくのが今後の方針です。

私自身の発表内容については、

補足・参考資料等加えた上で改めて投稿したいと思います。
以上、第5回議事録係 深谷でした。

2010年5月26日水曜日

第4回発表 +


小野田です。

第4回議事録はやすさんの更新を楽しみにしながら待つとしまして、
当日お話しきれなかったことを少しだけ紹介します。

実は、話のネタは3つほどありました。
1つめは、意味付け(家相と運気の関係)のこと
2つめは、味の匿名性(カタチと味覚の繋がり)のこと
3つめが、花屋のこと

1と2について、また機会があればお話ししたいと思います。

*************************

「花屋」について

・「花」が店頭に並ぶまでの道筋
花の流通は現在では以下の通り。

花卉生産者:種・苗から花を栽培

花卉市場 :卸売業者が荷受けして、セリ取引を行なう場所
  仲卸業者:問屋。競り落とした花を小分けして包装し、生花店へ配送する。

生花・園芸店

*『花卉』とは「観賞用に栽培する植物」を意味しており、『卉』は「草」の意をもつ*


・「花」を売る?
奈良時代では、「市」が開かれ農業生産物が取引されていた。
平安時代になると、白川女・シラカワメ(白川に広がる花畑の花を京で売り歩く女性)が存在し、日本初の花売りの形態だと考えられている。

「花」が産業として確立されたのは、江戸時代。

平和な江戸で茶道・華道の世界が修練されていくにしたがい、
マルチプレーであった植木屋から、
花の生産者・問屋・花売り(花問屋から花を仕入れて売り歩く)など【業種の分化】が見受けられるようになる。
(花の美しさを競い合う楽しみや、朝顔市や鬼灯市
などがうまれたのも、
庶民の間で園芸ブームが巻き起こったからで、鉢植え誕生もこの時代である。)

【業種の分化】は明治時代になると更なる発展を迎え、
東京や大阪といった特定の地域に『花問屋』が発生し、各問屋はお抱え売り子を使って、切り花を販売。
問屋= 卸売り業者 であるとともに、
「売り子の営業地域を仕切る、元締め機能」を備えていたのである。
大正時代になると、
全国各地に花問屋が誕生するようになり、生花店の数も増えていくこととなる。
上記であげた問屋流通の場合、価格や取引が不安定であると同時に
売掛(代金はあとで受取る約束をし、商品を売る方法)であった、
など欠点がいくつか存在した。

現在のような、花卉市場によるセリ取引はそこから誕生したのである。

・「花」を育てるコツ?
『二十四節気』=農家のカレンダー
*二十四節気とは、春夏秋冬、4つの季節を分け、
さらに、それぞれを6つに分けた、24の期間を示すもの*
日の入り・日の出、日照時間は季節によって異なる。その為、
生産者は開花時期を見込んで、花や苗に必要な日照を調節してあげなければならない。
カレンダーのない時代は特に、二十四節気を頼りにしていたのかもしれない。

二十四節気は以下の通りである。

立春・立夏・立秋・立冬 = 四立

夏至・冬至 / 春分・秋分 = 二至ニ分 
といい、これらをあわせると八節になる。

【二十四節気】四立は色 / ニ至二分は色 で表記

立春(2/4頃・暦の上で春が始まる日)
雨水
啓蟄・ケイチツ
春分         
清明
穀雨・コクウ→穀物の成長を助ける雨
立夏(5/6頃
暦の上で夏が始まる日
小満→万物が成長し、一定の大きさに達する
芒種→ムギ類の種をまく頃
夏至
最も昼が長く、昼が短い)
小暑・ショウショ
大暑・タイショ
立秋(8/8頃
暦の上で秋が始まる日
処暑・ショショ
白露
秋分
寒露
霜降・ソウコウ
立冬(11/7頃
暦の上で冬が始まる日) 
小雪
大雪
冬至(最も昼が短く、夜が長い)
小寒
大寒→最も寒い時期

ただし、二十四節気は中国の気候を元にしたものであるため、
日本の場合は雑節(八十八夜、入梅など)を加えて調整している。


・「花」の季節感?
花の価格は気候、経費、栽培方法によって日々変動している。
ハウス栽培によって、生産者は作付時期・出荷時期を計算して育てており、
本来の季節では栽培困難な品種の花を育て、出荷することも可能である。
(例:電照菊による菊の栽培
多くが秋に開花する菊の品種であるものの、出荷時期を遅らせ、1〜3月に出荷する)

*************************

祖父が働いていた芝生花卸売市場(東京都・港区)という市場は
すでに現存しないようですが、周辺界隈のリサーチに行けたら、と考えています。
なにか発見があれば、再び更新したいと思います。

<参考・参照>
愛知豊明花卉市場(webサイト)
http://fengming.jp/index.html

花に携わるお仕事場の風景(オロナインCM・動画)
http://www.youtube.com/watch?v=sjVIF2Xb004

NHK ハイビジョン特集
『キク大百科〜決定版!世界を彩る日本人の技と心』(2008年12月放送・リンクなし)

2010年5月25日火曜日

第4回発表(濱田)


日時:2010年5月18日(火)13:20-16:30
場所:東京造形大学 7-406
濱田です。
今回の発表でネットの資料を使ったので、URLなどを載せておきます。

テーマ:ドア

・近未来型ドア
 通る人や物の形に合わせて、必要なスペースだけ開くドア。
 制作したグループのURLは見つかりませんでした…
 動画
 http://www.youtube.com/watch?v=2UjFCGUfRow (youtube)
 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/toretama/archive.html (テレビ東京:トレンドたまご)
 「9月30日(木) 必要なところだけオープン」
 (タイトルをクリック→詳細画面→movie)

・3つの入り口をもつドア
 一枚のドアでそれぞれ異なる高さのドアを開けるようになっている。
 会社HP
 http://www.slamdoors.com/
 (ページ中ほどのpdfファイルで画像が見られます)

・隠し扉の専門ショップ
 一見ただの本棚や鏡に見えるけれど、実は扉になっている。
 そんな扉の制作やコンサルタントを行っている会社。
 会社HP
 http://hiddenpassageway.com/

あと本も持ってきたのでその詳細も付け加えておきます。

・『世界のドア ~ Doors ~ 』(2005) 著.ベルンハルト M. シュミッド (ピエ・ブックス)
・『和風建築シリーズ4 玄関』(1998) 編集.和風建築社 (建築資料研究社)

用意した資料は以上です。

あと以前あげた議事録の年度を間違えていたので修正しました。
(×2009→○2010)
これから気をつけます。

2010年5月17日月曜日

第三回議事録

日時:2009年5月11日(火)13:20-16:30

場所:東京造形大学 7-406


概要:GWの調査報告/お土産話


遅ればせまして、第三回議事録担当轟木です。

ブログにログインする方法が解らずモタモタしてました…。(マキコさんありがとう…!


今回は各自の発表がメインでした。

議事録では発表内容を簡単に紹介しようと思います。

折角の発表について説明不足になってはもったいないので、発表者は是非詳しく紹介する記事を投稿して下さい!



+++++++++++++


報告者:渡辺

「小田原のお祭り『北条五代祭り』」

御神輿・武者行列・鉄砲隊・忍者のパレードの様子をムービーで紹介

北条五代祭りとは:戦国時代、小田原城を建て五代に渉り小田原を治めた北条氏を称え偲ぶ祭り

武者行列は北条家家紋の三つ鱗の昇り旗を背に差し行進。

お土産:甘露梅



+++++++++++++


報告者:轟木

「現代日本の結婚式&披露宴」

従姉妹の結婚式で感じたてんこ盛り過ぎる内容について報告。

・キリスト教式ゴッコ結婚式(わざとらしい片言と英語を混ぜて喋る牧師、降り注ぐ羽根)

・ウェディングケーキを新郎新婦と両家両親が食べさせ合う「あーんタイム」

・動画編集ソフトのエフェクトサンプル集の様な馴れ初め紹介動画

・何故か歌うのが定番の余興

などなど、独特の演出について。ここが変だよ日本人。

お土産:二○加煎餅(お面付)


余談:先生の面白い結婚式紹介

・凧揚げ踊りを踊る新郎新婦

・花嫁の独演会

・名古屋のハデ婚

などなど…



+++++++++++++++


報告者:朝岡

「タトゥーについて」

朝岡先生のタトゥー講座。(講義形式で紹介)

古来:魔除けであったり神秘的な意味を持っていた

現在:ギャンブル・犯罪者

→団体に所属しているというアピール

→アメリカ等では肌の色に誇りを持ち、色は使わない

※ファッションでも図柄にルールがある(でも桜が好きだからって入れちゃったり…)


タトゥーはボディーピアスとは違う

最近は消せる事もあるが、ピアスのように取り外しは不可。

基本的には消えないもの、永遠の誓いのような役割



+++++++++++++++


報告者:磯田

「博多どんたく」

磯田先生の博多どんたく歴史講座。

博多どんたくとは:平重盛に感謝する祭り。

→江戸時代福岡城で年賀の祭りをしていたのが始まり?

五体の神様を中心に行列

→市民が好き勝手に参列したのが「通りもん」

明治五年に規制される(特別な日だけの開催)

戦中は廃止されるも戦後すぐに再開(1946.5.24-25)

憲法記念日に開催期間が固定される(1949.5/3-4)

→「松囃子どんたく」から「博多どんたく港祭」に改名


「どんたく」の語源:オランダ語の「zondag(ゾンダーグ)」⇒「日曜/休日」

二○加面:お笑いに使う。オチは必ず同音異語(二○加面を付け本場博多弁と共に磯田さんが披露してくれました!)

山笠:見世山(動かない・巨大・毎年変わり時事的な要素含み)

通りもんアイテム:お面・しゃもじ・笹



++++++++++++++++++


報告者:粟野先生

「サンフランシスコのジャパンタウン『サムソンホール』」

イベントの様子を写真で紹介

・年末に日本風になりきって昼間から鐘をつく「Joya no kane」

・年始には派手にもちつきのパフォーマンス


「カストロストリート」

ゲイが多い地域。

ゲイは見られる事を意識するのでお洒落。

ハロウィンには派手に仮装をしてカストロストリートでパレードをする。


祭りよりもパレードが大事なのではないか?アピールをして「見られる」


余談

アジアには「見る所」と「見ない事にする所がある」そこに文脈を作り、保つことが暗黙の了解となっている。

だからこそ紙の家でもプライバシーが保たれる。

ヨーロッパでも仮面舞踏会では「顔が見えないということにして見る」ことがありえる

都合の良いように見立てる、見なす、という行為は世界中であり得るのでは?

虚構の世界とも言えるディズニーランドが通用する国ってその行為が根付いている所かも?



+++++++++++++++



今回は全員「見世」というテーマに関係する話をしてくれました。

「店」の形式ではありませんが、それぞれアピールすることにまつわる内容だったと思います。


次回は、5月18日(火)3限定刻に7-406で行います。

引き続き調査内容/土産話の発表が予定されています。



間違い等ありましたら補足修正お願いします!

以上、第三回議事録は轟木がお送り致しました。